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基礎知識

LTEの速度は遅い?ポケットWi-Fiで使うならWiMAXが有利?

投稿日:2019年10月6日 更新日:

LTEの速度は遅い?ポケットWi-Fiで使うならWiMAXが有利?

茂畑さん
LTEを使ったポケットWi-Fiを検討しているんですけど、WiMAXと比べるとどちらの方が速度が速いんですか?
トミー
厳密に言うとWiMAXもLTEに分類されるのですが、スマホなどでメインで使用されるLTEと、BWAサービスで利用されるWiMAXを比較して解説しますね。

LTEの速度は遅い?

LTEの速度は遅い?

現在、日本のスマホでは4G LTEが主流となっていて、どこの通信キャリアでもLTEでは700〜900MHz周波数のプラチナバンドや、2.0〜2.1GHzが多く使用されています。

プラチナバンドは電波の性質上、WiMAXなどの高い周波数と比べると帯域幅(データの通り道)が多く取れないため、単体で比較した場合、理論上は低速となります。

トミー
ただし、回線のトラフィック状況や、利用方法・利用シーンによるので比較はとても難しく、ケースバイケースになります。
通信速度(下り最大)端末やエリアにより異なる
LTE(au 4Gプラチナバンド)150Mbps
WiMAX440Mbps

4G LTEの周波数だと、3.5G LTEが最も高周波数で帯域幅も多く取れますが、通信会社各社ではまだ補助的な扱いで使用しています。

またCA(キャリア・アグリゲーション)など、複数の電波を束ねて利用する場合もあるので、その場合には以下のようにLTEの方が高速となる場合もあります。

CA実行時の通信速度(下り最大)端末やエリアにより異なる
LTE(docomo Premium 4G)1.5Gbps
WiMAX1.2Gbps

速度は基地局の混雑状況にも左右される

ユーザー数による速度変化イメージ

ユーザー数による速度変化イメージ

トミー
モバイル通信をはじめとする通信サービスの速度は、基本的にベストエフォート型になります。

ベストエフォート型とは、最大限努力しますが「最大通信速度」は保証はしませんという通信方式です。

基地局と最寄りデータセンターを結ぶバックホール回線(光ファイバー)の伝送容量が決まっているため、トラフィックの処理能力に上限があるためです。

基本的にはキャリアが発表している最大通信速度を、基地局周辺のユーザーで分け合う事になりますので、回線の混雑状況によって通信速度が変化します。

茂畑さん
そういえば、回線が混雑しすぎて使えない状況を「パケ詰まり」とか言ったりしますよね。
トミー
そうですね。時間帯による速度の変化は以下の記事を参考にしてみてください。
【測定してみた】時間帯でポケットWiFiの通信品質は変わるのか?

続きを見る

そもそもLTEとWiMAXはどう違う?

そもそもLTEとWiMAXはどう違う?

実はWiMAXも分類的にはLTEになります。

LTE(Long-Term-Evolution)は、主にFDDとTDという2つの方式に分類されます。

トミー
スマホなどで使用されるLTEはFDD方式、WiMAXで使用されるLTEはTD方式です。
茂畑さん
そうだったんですね!全然別物だと思ってました!

でも、同じLTEで何が違うんですか?

FDD-LTEとTD-LTEの違い

TD-LTEとFDD-LTEの違い
方式データの通り道主な用途
FDD-LTE上り下りの2系統スマホでの通信全般
TD-LTE上り下り共用WiMAX、AXGP(互換)、スマホの3.5GHz
FDD LTEの通信イメージ

FDD LTEの通信イメージ

FDD-LTE

FDD方式(Frequency-Division-Duplexing)は、「周波数分割複信」といい、周波数(データの通り道)を上り下り2系統に分割して、双方向での同時通信をする方式です。

日本のスマホキャリア(au・docomo・SoftBank)や、海外でも多く利用されています。

TD LTEの通信イメージ

TD LTEの通信イメージ

TD-LTE

TD方式(Time-Division-Duplexing)は、「時分割複信」といい、データの通り道が上り下り共用で、一定時間で送信と受信を分割して切り替えながら通信する方式です。

WiMAXやY!mobileで使用されているAXGP(TD-LTE互換)、スマホで高速通信を担う3.5GHz帯で使用されています。

WiMAXはUQコミュニケーションズなどがサービスを提供

WiMAXはUQコミュニケーションズなどがサービスを提供

WiMAX2+のルーター

WiMAXはUQコミュニケーションズが、北海道〜沖縄まで日本全国に基地局を作りサービスを提供しています。

UQ以外にも、多くのプロバイダでWiMAXサービスが展開されていますが、実際にはUQコミュニケーションズが作った通信インフラを借用して、サービス提供を行っています。

WiMAXでは、UQコミュニケーションズが独自で構築したエリアの「ハイスピードモード」と、資本関係にあるKDDI(au)のLTEをオプションで使用する「ハイスピードプラスエリアモード」の2つの通信モードを利用する事ができます。

ポケットWiFiで使うならLTEとWiMAXどっちが有利?

ポケットWiFiで使うならLTEとWiMAXどっちが有利?

速度と繋がりやすさは対極にある事が多く、どちらを重視するかによって選び方も異なります。

単体の周波数で比較した場合には、WiMAXの方が理論値での通信速度は速い傾向にありますが、スマホを展開する通信事業者(au・SoftBank・docomo)の方が、700〜900MHz周波数のプラチナバンドや、2.0〜2.1GHの他にも、使用できる周波数を多く保持しているため通信品質を向上させる選択肢が多いです。

ですので、考え方によってはLTE(FDD方式)を使用する通信事業者(au・doco)の方が通信品質の面では有利と言えますが、利用料金は高い傾向にあります。

速度

周波数による通信速度の違い

周波数による通信速度の違い

通信方式周波数
WiMAX2.5〜2.6GHz(高)
LTE(プラチナバンド)700〜900MHz(低)

WiMAXで使用している高周波数(2.5〜2.6GHz)とLTEプラチナバンド(700〜900MHz)を単体で比較した場合、高周波数のWiMAXの方が、データの通り道(帯域幅)を広く取れるため通信速度の面では有利です。

ただし、冒頭でも少し触れましたが、LTEもCA(キャリアアグリゲーション)などで複数の周波数の電波を束ねて使用するケースがあるため、WiMAXを上回る通信速度となる場合もあります。

繋がり易さ

周波数による繋がり易さの違い

周波数による繋がり易さの違い

ポケットWi-Fiの繋がりやすを比較するうえでは、周波数とエリアが重要な指標です。

WiMAXなどが使用している高周波数(2.5〜2.6GHz)は電波の直進性が高く、障害物に弱いという特徴があります。

一方、プラチナバンドなどの低周波数(700~900MHz)は、障害物を回り込む性質があるため繋がり易さでは強いです。

ただし、WiMAXでも通信モードによっては、auのプラチナバンド800MHzのエリアを使用できたり、資本関係にあるキャリア同士で相互補完し合い、繋がり易さを強化している事例もあります。

エリアに関しては、各キャリアのホームページでサービス提供エリアマップを公開していますので、申し込み前には、ご自身の行動エリアがサービス提供エリアであるかを必ず確認するようにしましょう。

LTEに向いている人はこんな人

LTEに向いている人はこんな人

トミー
前述した通り、プラチナバンドのLTEは回り込みに強いため、山やビルなどの陰に強いです。

速度よりも繋がりやすさを重視したい場合には、LTEの通信方式を使用したポケットWiFiをおすすめします。

LTEに向いている人

  • 田舎に住んでいる人
  • 地下鉄を多く利用する人
  • ビルの陰や入り組んだ室内で使う事が多い

ちなみにWiMAXのハイスピードプラスエリアモードは、auのLTEを使用しますが、このモードは月7GBの制限があります。

上記に挙げた場所をメインで使う場合には、最初からLTE利用で無制限のプロバイダを選ぶ方が良いと思います。

WiMAXに向いている人はこんな人

WiMAXに向いている人はこんな人

トミー
WiMAXは解説したように、データの通り道を多く取れる電波の周波数を使用するため、高速な通信が可能です。

そのため、繋がりやすさよりも速度を重視したい場合には、WiMAXをおすすめします。

基本的には、無制限で高速な「ハスピードモード」を使用し、ちょっと繋がりにくいな?と思う場面でau LTE(プラチナバンド)の周波数を使用する「ハイスピードプラスエリアモード」を使用すると良いでしょう。

WiMAXに向いている人

  • とにかく高速な通信速度で利用したい
  • 安い料金で使用したい
  • 固定回線の代わりとして利用したい

まとめ

まとめ

トミー
この記事の要点を最後にまとめてみましょう。

まとめ

  • 現在のスマホでは700〜900MHzのプラチナバンドや、2.0〜2.1GHz周波数のLTEが多く使用されている
  • LTEプラチナバンドは電波の性質上、WiMAXなどの高い周波数と比べると理論上は低速
  • LTEには異なる通信方式が有り、WiMAXも広い意味ではLTEに分類される
  • 繋がりやすさでは障害物に強いLTE(プラチナバンド)が有利
  • 繋がりやすさよりも速度を重視したい場合には、WiMAXが有利

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